フリーランスが廃業するときに必要な手続きは?やめなくて良い解決策も解説!

フリーランスが廃業するときに必要な手続きは?やめなくて良い解決策も解説!

くまぞう
  • お金が稼げなくてフリーランスを辞めないといけない
  • 廃業するときに必要な手続きを知りたい
  • できることなら、フリーランスを続けていきたいけど解決策ってあるの?

こんな疑問を解決するために、

  • フリーランスを廃業するときの手続き方法
  • フリーランスを廃業する前に試してもらいたいこと

がわかる記事を書きました。

フリーランスを廃業するときにする手続きがわからないと悩んでいませんか?

この記事では、『フリーランスを廃業するときの手続き方法』をご紹介します。

ねこぞう
具体的に、対象者ごとにわかりやすく説明しています。

さらに、フリーランスを廃業する前に試してもらいたいことも書いています。

フリーランスを廃業したくなくても、廃業せざるを得ない状況になってしまっている方は、ぜひ見てみてください。

フリーランスを廃業するときの手続き

フリーランスを廃業するときは、下記の手続きが必要です。

廃業するときに必要な手続き

  • 【共通事項】廃業届を提出する
  • 【青色申告をしていた人】所得税の青色申告の取りやめ届出書を提出
  • 【消費税の課税事業者の人か、課税事業者の人】事業廃止届出書を提出
  • 【従業員を雇っていた人】給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書を提出

順に説明していきます。

【共通事項】廃業届を提出する

正式には『個人事業の開業届出・廃業届出書』といいます。

事業を開始したときに、開業届を提出しましたよね。

事業を終えた段階で、廃業届も同じように提出する必要があります。

提出期限は、廃業した日から1ヵ月以内です。

特に早急に廃業しなければならない状況を除くと、12月31日に廃業することがおすすめです。

なぜなら、確定申告の計算が1月1日から12月31日に区切られているからです。

12月31日に廃業することで、区切りよく確定申告と同じ区切りでやめることができるので、手続きがややこしくなくなります。

【青色申告をしていた人】青色申告の取りやめ届出書を提出

青色申告をやめる人は、『青色申告の取りやめ届出書』を提出する必要があります。

提出期限は、廃業した日の、次の年の3月15日までです。

【消費税の課税事業者の人か、課税事業者の人】事業廃止届出書を提出

消費税の課税事業者の方及び課税事業者を選択されている人の中で、

廃止する事業のほかに課税売上に当たる所得(不動産所得等)が無い人は、

事業廃止届出書』を提出する必要があります。

特に提出期限はありません。
ねこぞう
廃業届と一緒のタイミングで提出するようにしましょう。

【従業員を雇っていた人】給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書を提出

従業員を雇っていた場合、『給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書』を提出する必要があります。

こちらは、従業員を雇い始めたときにも同じ書類を提出しているものと同じ書類になります。

提出期限は、廃業から1ヶ月以内です。

廃業するときにフリーランスが注意すること

次に、フリーランスが廃業するときに注意するべきことを解説していきます。

フリーランスが法人化するときに必要な書類

フリーランスとしての仕事がうまく軌道に乗り、法人化する場合、廃業する必要があります。

その際には、法人化が終わった段階で、

  • 個人事業の開業届出・廃業届出書
  • 青色申告の取りやめ届出書
  • 事業廃止届出書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書

を提出するようにしましょう。

フリーランスが、法人化するときは、法人化のメリットやデメリットを十分に把握しておく必要があります。

フリーランスが廃業するときに必要な手続きは?やめなくて良い解決策も解説! フリーランスが廃業するときに必要な手続きは?やめなくて良い解決策も解説!

フリーランスをやめないで済むかも!廃業する前に試してもらいたいこと

廃業する原因のうち、変えられない事実(あなたの健康などが原因)以外は、下記のような事が考えられます。

  • 仕事がない
  • 単価が低い
  • 税金の管理ができない

仕事がない

仕事がない方は、仕事を見つける必要があります。

そのため、今までおこなってきたことを強みにして、仕事を探していきましょう。

仕事を得る方法は下記の記事に具体的に書いています。
フリーランスの仕事の探し方から営業方法を解説 フリーランスの仕事の探し方から営業方法を解説

単価が低い

単価が低いと、いつまでたっても安定して稼ぐことができません。

そのため、友達価格で仕事を受けることや、相場よりも低い金額でうけてしまうといった、『自分を安売りすること』はやめましょう。

なぜなら、その時は双方ともいい気分になるかもしれませんが、後々の生活が苦しくなってしまうのはあなただからです。

単価の交渉術に関しては、下記の記事にまとめました。

フリーランスの単価交渉術 フリーランスの単価交渉術

税金の管理ができない

稼いだ額がそのまま受け取れるわけでは有りません。

実際には税金が引かれることを常に頭にいれることが大切です。

税金や経費も引いた上で、最終的に受け取ることができる額を考えて仕事をしないと、生活が苦しくなってしまいます。

できれば自己分析することとと同時に、他の人に客観的にみて指摘してもらうことがおすすめです。

まとめ:フリーランスが廃業するときの手続きと、辞めなくて良い解決策

これまで、フリーランスが廃業するときに必要な手続き方法や、廃業したくない方が取り組んでほしいことを説明してきました。

もう少しフリーランスを続けてみたい方は、今までの仕事をこの機会に見直してみてください。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

フリーランスを廃業するときは、下記の手続きが必要です。

廃業するときに必要な手続き

  • 【共通事項】廃業届を提出する
  • 【青色申告をしていた人】所得税の青色申告の取りやめ届出書を提出
  • 【消費税の課税事業者の人か、課税事業者の人】事業廃止届出書を提出
  • 【従業員を雇っていた人】給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書を提出

フリーランスを廃業しなければいけない原因は以下のとおりです。

  • 仕事がない
  • 単価が低い
  • 税金の管理ができない

廃業する前に試してもらいたいことは、下記のとおりです。

仕事を得る方法は下記の記事に具体的に書いています。
単価の交渉術に関しては、下記の記事を読んでみてください。
フリーランスの単価交渉術 フリーランスの単価交渉術