フリーランスの節税大全!初心者が知るべき対策入門を徹底解説!

フリーランスの節税大全!初心者が知っておくべき対策の入門を徹底解説!

くまぞう
  • フリーランスはどんな節税対策をすればいいのかわからない
  • 初心者が知っておけば良いことを知りたい

こんな疑問を解決するために、

  • フリーランスの節税方法
  • 経費で節税するためにフリーランスがチェックすべき項目

がわかる記事を書きました。

フリーランスはどんな節税対策をすればいいのかわからないと悩んでいませんか?

この記事ではフリーランスが節税するにはどのようなことをすればいいのかを、『経費で節税するためにフリーランスがチェックすべき項目』で詳しく説明していきます。

さらに、初心者の方が節税に関して、かんたんに理解できるように、税金の考え方を最初に解説しています。

ねこぞう
この記事を読むことで、節税に関する知識を知ることができますよ。

フリーランスは節税しないと損してしまう

フリーランスは、節税しないと損してしまうシステムになってます。

なぜなら、自分で納税するときに、『経費』として計算しておけば、税金を安くすることができるからです。

税金を安くすることができると、支払うお金が減ります。

そのため、節税しておくことで、結果的にお金を増やすことができます。

フリーランスは税金の全体像を把握して節税するべき

まず、節税するには、税金がどのお金に対してかかるのかを知る必要があります。

税金は、所得に対してかかります。

所得=売上ー(経費+控除)
となります。

税金を節約するためには、所得を減らすことが大切です。

そのため、所得を減らすには、

  • 売上を減らす
  • 経費+控除を増やす

の2つで減らすことができますよね。

売上を減らすことはしたくないため、ここでは(経費+控除)を増やす方法を解説していきます。

フリーランスが(経費+控除)を増やして節税する意味

フリーランスが(経費+控除)を増やすために必要なことは、
分解する

  • 経費を増やす
  • 控除を増やす

ことになりますよね。

経費を増やす

経費は『仕事をする上で、必要なお金』のことです。

(仕事をする上で、必要なお金)と、(仕事に関係ないお金)を分けておくと、

  • 仕事をする上で、必要なお金→経費へ
  • 仕事に関係ないお金→売上へ

となり、行き先が変わります。さきほどの、

所得=売上ー(経費+控除)

をみると、売上を経費にすることができると、所得を少なくできますよね。

ねこぞう
そのため、所得が少なくなり、結果的に節税できますね。

また、経費なのか判断したいときは、使用したお金が

  • 仕事に関係しているか
  • 収入を得るために使用したか

と考えると、かんたんに判断できます。

仕事に関係のないものを『経費』として書くことはできません。

たとえば、『お腹が空いたからお菓子を買った』場合は、経費になりません。

そのため、経費に入れるか悩んだら、『仕事関係のお金か』まず考えるようにしましょう。

控除を増やす

控除とは、『お金を引いてくれる』という意味です。

個人的な事情を考えて、お金を引いてくれます。

たとえば

  • 『家族はいるか』
  • 『障害者が家族にいるか』
  • 『寄附をしているか』

などといったように、それぞれの人に寄り添って、負担を軽くしてくれます。

これまでは、経費と控除に関して概要を解説してきましたが、具体的にどのような節税方法があるのか細かく解説していきますね。

経費で節税するためにフリーランスがチェックすべき項目

フリーランスが経費として計算できるか、チェックしておくべき項目は下記のとおりです。

経費チェック項目

  • 電気料金・水道料金・ガス料金
  • 家賃・住宅ローン
  • 携帯電話料金・wif使用料
  • 外食費・カフェ費用
  • 本・新聞購入費
  • 車・ガソリン・駐車場代
  • 電車・バス・タクシー代
  • スマホやパソコンの本体代
ねこぞう
これらの項目は、日常生活でよく使用するお金の使い方ですよね。

このなかで、経費に該当するのか1つずつ確認していきましょう。

順に説明していきます。

電気料金・水道料金・ガス料金

電気料金・水道料金・ガス料金のことを光熱費といいますよね。

光熱費は、
自宅で仕事をしているか』が重要なチェックポイントです。

なぜなら、普段は外で作業している人は仕事に関係ないからです。

一般的には光熱費の30%〜50%を経費にします。

家賃・住宅ローン

家賃も同様に、

自宅で仕事をしているか』が重要なチェックポイントです。

一般的には家賃の30%〜50%を経費にします。

敷金は後に戻ってくるため経費にできません。

携帯電話料金・wifi使用料

携帯電話料金や、wifなどの通信費は在宅やフリーランスで仕事をする上で欠かせませんよね。

一般的には携帯電話代の20%〜90%を経費にします。

幅をもたせているのは、人によって大きく使い方が変わってくるからです。

目安としては

  • 仕事専用で使用 90%
  • 仕事でほとんど使用 70%
  • 仕事の連絡と情報収集で使用 50%
  • 仕事ではほとんど使用しない 20%

を一つの軸として考えておくことがおすすめです。

外食費・カフェ費用

外食費やカフェでつかったお金などの交際費は、

『仕事に関係のある話』をしたかがチェックポイントです。

クライアントと仕事に関する話をした場合は、経費として計上しましょう。

そのときに、会った人の名前や人数を書いておき、税務調査のときにきちんと答えられるようにしましょう。

本・新聞購入費

本や新聞などの中で『仕事で必要だから購入したもの』に関しては、経費とにすることができます。

車・ガソリン・駐車場代

車やガソリン代、駐車場代は、
仕事で使用した』のであれば、自家用車でも経費にすることができます。

比率はプライベートと比較し、どのくらい使用したのか、全体に対して何%ほど使用したのか根拠を持っておきましょう。

電車・バス・タクシー代

仕事に関係した移動で、電車やバス、タクシーを使用したのであれば、経費にすることができます。

電子マネーを利用すると領収書はもらうことが出来ません。

その場合『出金伝票』と呼ばれる用紙を購入し、記入しておきましょう。

保管するときは、『出金伝票』と『移動した先でもらった書類』などもあわせて保存しておくと、税務調査でも安心して根拠を示すことができます。

スマホやパソコンの本体代

スマホやパソコンなどの、仕事をする上で必要な備品に関しては、

  • 10万円未満→経費へ
  • 10万円以上→減価償却費へ

と、計上方法が異なります。

減価償却費とは、購入した金額が高いものを、『購入した年に一度に経費にしない』で、『分けて少しずつ経費にする』ことをいいます。

フリーランスは『所得控除』を活用して節税しよう

フリーランスは所得にかかる控除を利用することで、節税することができます。

所得税の控除は下記の控除があります

所得税の控除

  • 基礎控除
  • 社会保険料控除
  • 医療費控除
  • 寄附金控除
  • 生命保険料控除
  • 雑損控除
  • 扶養控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 勤労学生控除
  • 寡婦控除
  • 障害者控除
  • 青色申告特別控除

それぞれの詳細に関しては、別の記事にまとめました。

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今回はこの中でも控除額が大きく、フリーランスの方が利用しやすい『青色申告特別控除』に関してピックアップしてご紹介します。

『青色申告特別控除』をフリーランスは活用して節税しよう

青色申告で確定申告を行う人に、10万円か、65万円の控除が適用されます。

『青色申告特別控除』を受けるための条件

65万円の控除を受けられるのは、以下の条件をすべて満たす人です。

条件を全て満たす=65万円の控除

  • 事業所得か不動産所得がある
  • 期限を守って書類を提出する
  • 『複式簿記』で記録している
  • 『貸借対照表』と『損益計算書』を確定申告で提出する

特に、複式簿記で記帳することが難しいですが、『クラウド会計ソフト』を使用すると簡単に作業を行うことができます。

青色申告特別控除は、クラウド会計ソフトを使用すると簡単

青色申告特別控除を利用したいとなった際に、複式簿記を自分で作成することが難しいです。

なぜなら、自分でやろうとすると、書き方が複雑だからです。

そのため、特に初心者の方は会計ソフトを利用した、複式簿記で作業をするのがおすすめです。会計ソフトはfreeeを利用すれば、簡単に作業を行うことができますよ。

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フリーランスは節税と脱税の違いを知っておくべき

フリーランスの節税対策も、一歩間違えば法律違反となり、脱税となってしまいます。

そこでここでは、合法的な節税対策と、非合法的な脱税の違いについて解説していきます。

在庫を減らすと脱税

仕入れるためにかかったコストは、経費としていれることができます。

ですが、売れ残ったものは、経費としていれることができません。

そのため、売れ残りが多いと、所得が増えてしまいます。
ねこぞう
所得が増えると、支払う税金も増えます。

そのため、在庫を書類上減らす人もいます。そうなると、脱税となってしまいます。

仕事と関係のないお金を経費にすると脱税

領収書の金額を書き換えて、仕事と関係のないお金を経費としていれてしまうと脱税になります。

なぜなら、本来は経費にできない項目を、経費として計算することで、本来支払う税金よりも安くすることができるからです。

売上を減らすと脱税

売上自体を減らして報告すると脱税になります。

なぜなら、売上をすくなく報告すると、本来納めるべき税金額よりも少なく支払うことができるからです。

脱税は違法行為となり、追加で税金を支払う必要があります。

本来支払う必要のなかった、多額の税金を支払わなければなりませんので、必ず節税と脱税を理解しておくようにしましょう。

まとめ:フリーランスは節税対策をしっかりとしよう

フリーランスは節税対策をしっかりとしておくことで、支払わなくても良かった税金をなくすことができます。

一つ一つの案件の税金額は少ないかもしれませんが、たくあん案件を抱えると、それだけ税金額も多くなります。
ねこぞう
そのため、節税に対する意識をもって仕事に取り組みましょう。

最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

税金を節約するためには、所得を減らすことが大切です。
所得を減らすには、

  • 売上を減らす
  • 経費+控除を増やす

フリーランスが経費として計算できるか、チェックしておくべき項目は下記のとおりです。

経費チェック項目

  • 電気料金・水道料金・ガス料金
  • 家賃・住宅ローン
  • 携帯電話料金・wif使用料
  • 外食費・カフェ費用
  • 本・新聞購入費
  • 車・ガソリン・駐車場代
  • 電車・バス・タクシー代
  • スマホやパソコンの本体代