AF(オートフォーカス)の種類をまとめてご紹介!おすすめな設定も。

くまぞう
  • AF(オートフォーカス)の種類って何があるの?
  • AFとMF(マニュアルフォーカス)ってどんなときに使い分ければいいの?
  • おすすめな設定方法は?

こんな疑問を解決するために、

  • AF(オートフォーカス)の種類と使い方
  • AFとMFの使い分け
  • AF(オートフォーカス)おすすめ設定

がわかる記事を書きました。

『AF(オートフォーカス)ってどの設定にすれば良いのだろう』と悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する『AF(オートフォーカス)おすすめ設定』を実践すると、撮りたいものを見たときに、誰でも簡単に『このシュチュエーションは、この設定だ』と判断することができるようになります。

なぜなら、僕が悩みに悩んで今の設定にたどり着き、今現在実際に使用している設定だからです。

この記事では、AF(オートフォーカス)おすすめ設定をシーン別にご紹介します。記事を読み終えると、今後オートフォーカスの設定で悩むことは一切なくなりますよ。

ねこぞう
難しそうな設定ですが、一度覚えてしまえば、カンタンですよ

AF(オートフォーカス)の種類と使い方

カメラメーカーによって名称は多少変わりますが、3つの種類があります。

  • AF-S(シングルAF)
  • AF-C(コンティニュアスAF)
  • AF-A(AF制御自動切り替え)
それぞれがどんなものなのか、簡単にまとめました。

AF-S(シングルAF)

シングルオートフォーカスは、1箇所でピントの位置を調整する機能です。
風景や看板、建築物などの動かないものを撮影する時に使いましょう。

AF-C(コンティニュアスAF)

コンティニュアスAFは、カメラ側でまわりと違うところを認識して、ピントを合わせてくれる機能です。

動物や走っている子供など、動いているものを撮影する時に使いましょう。
シャッターを半押しにしている間、ずっとピントを合わせ続けてくれますよ。

AF-A(AF制御自動切り替え)

カメラが自動でAF-S(シングルAF)か、AF-C(コンティニュアスAF)のどちらにするのか、考えてくれる機能です。

『この場面は、シングルオートフォーカスがいいな』とカメラ側で判断したら、シングルオートフォーカスにしてくれます。

自分でどちらにするのか、選ぶ手間がなくなって良いですよね。ですが、機械なのでカメラが苦手な場面もあり、撮りたい人が『思ったとおりにピントが合わない』ということもあります。

AFとMFの使い分け

AFが合わない時

動物園で動物を撮影しようとして、ピントが柵の方にあってしまったということありませんか?

それは、カメラが認識している対象が、動物ではなく柵になっているからです。

本来合わせたいところとは違う場合、MF(マニュアルフォーカス)を利用しましょう。

AF(オートフォーカス)エリアの種類と使い方

ワイド

ピントをあわせる部分を、自動で決めてくれます。細かい点で決めてくれます。

ゾーン

ピントをあわせる部分を、自動で決めてくれます。広い囲いで決めてくれます。

中央

画面の中央にピントを合わせるものです。

フレキシブルスポット

自分が好きなところにピントの位置を移動できるものです。

なお、カメラメーカーによって名称は変わってきます。

AF(オートフォーカス)おすすめ設定

基本の設定

基本は、

  • AF-S(シングルAF)
  • フレキシブルスポット
にするのがおすすめです。

フレキシブルスポットで撮影したいものに合わせて撮影します。

フレキシブルスポットを使えば、自分の思い通りの位置にピントを合わせることができます。

ピントを動かしたいときは、矢印キーを使用して直感的に位置を調整することができます。

特に単焦点レンズのF値が小さいものを使う場合は、この機能を駆使することによって、表現を大きく変えることができます。

自分でどこをぼかしたいのかを決めることができるので、前ボケをつくるときにもおすすめな設定です。

ただ、どこにピント合わせたいのかを自分の頭の中で常に考える必要は出てきます。

普段はこの設定にしておきます。撮りたいものが動いているのか、人なのかによって設定を変えていきます。

動くものを撮影する時

動くものを撮影する時は

  • コンティニュアスオートフォーカス
  • ワイド
にするのがおすすめです。

メーカーや使用しているカメラによって性能が変わってきます。最近のものを購入していれば、的確に合わせ続けてくれますよ。

コンティニュアスオートフォーカスは、複雑な処理をしてピントをあわせるため、電池の減りが速いというデメリットがあります。

普段は、シングルAFにしておき、動くものを撮るときに使うようにしましょう。

人を撮影する時

人を撮影するときは、

  • コンティニュアスオートフォーカス
  • ワイド
  • 瞳AF(人物撮影)をONにする
にするのがおすすめです。

瞳オートフォーカス機能を使えば、簡単に瞳にピントを合わせ続けてくれます。

ボタンを半押しにしている間、ずっと合わせ続けてくれるので、シャッタースピードが遅くない限り、ピントがぶれることはありません。

動物の撮影時にも瞳オートフォーカスを利用することによって、瞳にきちんと合わせることができます。

近年その技術が特に進歩しているのでとてもオススメの機能です。

AF(オートフォーカス)の種類とおすすめ設定まとめ

上記で紹介した『AF(オートフォーカス)おすすめ設定』を実践していただくと、今後はオートフォーカスの設定で悩むことは一切なくなります。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

AF(オートフォーカス)のおすすめ設定

基本形

  • AF-S(シングルAF)
  • フレキシブルスポット

動くものを撮影

  • コンティニュアスオートフォーカス
  • ワイド

人を撮影

  • コンティニュアスオートフォーカス
  • ワイド
  • 瞳AF(人物撮影)をONにする

この設定を自分のモノにして、自分が撮影したいものを思ったとおりに撮れるようになりましょう。