フリーランス人口が増加している理由!データで見る今の状況と未来について

フリーランス人口が増加している理由!データで見る今の状況と未来について

くまぞう
  • フリーランスの人口って増えているの?
  • 今後フリーランスの将来はどうなっていくのか知りたい。

こんな疑問を解決するために、

  • フリーランス人口が日本で増加している理由
  • 人口が増えるフリーランスの未来

がわかる記事を書きました。

フリーランスになりたいけれど、これからの働き方や、将来が不安だと悩んでいませんか?

結論から言うと、フリーランスの働き方はこれから増えていきます。

今あなたのまわりで、フリーランスとして働いている人がいなくても、今後増えていく働き方となります。

その理由を知るために、日本とアメリカの比較したデータで見るフリーランス人口についてもご紹介していきます。

フリーランス人口が日本で増加している理由

日本のフリーランス人口は、2015年から2020年までの間に、 121万人増えています。

フリーランスとして働く人が日本で増加している理由は以下のようなことが考えられます。

  • 働き方を見直す人が増えた
  • 個のスキルで仕事をしたい人が増えた
  • クラウドソーシングの普及
  • 労働環境の変化リモートやテレワークが普及した

順に説明していきます。

働き方を見直す人が増えた

フリーランスになると働く時間を自由に決めることができます。

自分が効率よく働くことができれば、そのぶん短い労働時間で済みます。

今まで会社で働いていた人が、長時間労働をするよりも、家族との時間を大切にして働きたいと思う人が増えたことも理由として考えられます。

個のスキルで仕事をしたい人が増えた

個人のスキルをもっていれば、会社に属さなくても仕事をすることができます。

個のスキルを活かして働きたいと思っているが増えたことも、想定として挙げられます。

クラウドソーシングの普及

クラウドソーシングと呼ばれる、インターネット上で仕事を受注することができるシステムが普及されたことも大きな原因として考えられます。

これまでは仕事を受注するにしても知り合いや、直接営業を行うことによってしか、仕事をすることはできませんでした。

最近では、 家にいながら仕事を受注し、直接人に会わずに仕事を行うことが可能となっています。

ねこぞう
そのため、クラウドソーシングの普及もフリーランス人口が増えている要因の一つと言えます。

労働環境の変化(リモートワークやテレワークが普及した)

リモートワークやテレワークが普及することで、今までは異質だった働き方が社会に認めれれつつあることも要因の一つです。

これまで、直接会って話さなければいけなかったことも、リモートワークの普及により、zoomなどのオンラインビデオツールを利用することで、どこにいても仕事をすることができるようになりました。

そのため、働き方が多様になり、場所や時間に縛られないような仕事をすることができる環境になっています。

データで見るフリーランス人口(日本とアメリカの比較)

次に日本でのフリーランス人口と、アメリカとの比較を行っていきます。

まずは、それぞれのフリーランス人口や、就業者数に対する内訳を確認していきます。

日本のフリーランスの人口は341万人

日本の就業者数は、総務省統計局によると6670万人※1いると言われています。

そのうち、フリーランスの人口は内閣府資料では最大341万人※3と言われています。

内閣府の資料では『フリーランス』と書いていますが、実際は自営業者を対象にしたアンケートにより調査した結果となっています。

なぜならまだ日本では『フリーランス』の公的統計は存在していないからです。

ねこぞう
就業者数から考えると、約5%がフリーランスとして働いていることになりますね。

日本の情報

総人口 1億2596万人(2020年)※2
就業者数 6670万人(2020年)※1
フリーランス人口 341万人(2019年)※3

アメリカのフリーランス人口は5700万人

一方でアメリカのフリーランス人口は、5700万人※4いると言われています。

就業者数から考えると、約35%がフリーランスとして働いていることになりますね。

アメリカの情報

総人口 3億2710万人(2018年、推計値)※5
就業者数 1億5754万人(2019年)※5
フリーランス人口 5700万人(2019年)※4

人口が増えるフリーランスの未来

フリーランス人口が増える中で、これからのフリーランスの未来について考えていきます。

今までアメリカの働き方に強く影響された日本

日本は今まで、アメリカの働き方に強く影響されてきました。

そのため、今のアメリカの働き方が将来の日本の働き方になるとも考えられますよね。

コロナ以前のアメリカの新しい働き方は、コミュニケーションがより円滑に取れるような取り組みをしてきました。

たとえば、共有スペースを充実させることで、つながりからアイデアを生み出せるようにしています。

また、今後はコロナの影響もあるため、リモートでの仕事が増えていくことも予想されます。

現時点の比率でも、日本のフリーランス人口5%に対して、アメリカのフリーランス人口は35%のため、まだまだ日本でも伸びしろがあると考えられます。

web系のフリーランスの未来

web系のフリーランスの未来に関しては、需要があると考えられます。

なぜなら、特にWebエンジニアなどの職種に関しては、以下のような理由で不足しており、問題が深刻化しているからです。

不足している原因として、以下の項目があげられます。

  • IT技術の急速な変化
  • IT業界の急成長
  • 少子高齢化

また、リモートでも仕事をしやすいような環境が確保されつつあります。

さらに政府も所得税の見直しにより、フリーランスで働く人の労働状況を改善しています。

フリーランスで働く人の税負担が軽減されることで、フリーランスの人がより働きやすい環境になっています。

まとめ: フリーランスの人口は今後更に増加する

世の中がフリーランスの働き方に理解を示し、『フリーランスのような働き方をしたい』という人が増えれば、より柔軟な働き方ができるようになります。

一方で、どうしてもフリーランスの自由な働き方ができない職種も副すすあります。

この職種に関してはまた別の記事でまとめています。
フリーランスの自由な働き方ができない職種 フリーランスの自由な働き方ができない職種

最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

フリーランスとして働く人が日本で増加している理由は以下のようなことが考えられます。

  • 働き方を見直す人が増えた
  • 個のスキルで仕事をしたい人が増えた
  • クラウドソーシングの普及
  • 労働環境の変化リモートやテレワークが普及した

web系のフリーランスの未来に関しては、需要がある。その理由は、以下のとおりです。

  • IT技術の急速な変化
  • IT業界の急成長
  • 少子高齢化

今は会社員の方で、これからフリーランスになりたいと思っている方は、 下記の記事をご覧ください。

フリーランスのWebデザイナーになる方法!営業の仕方や実績の作り方まで徹底解説 フリーランスのWebデザイナーになる方法!営業の仕方や実績の作り方まで徹底解説 参考 ※1総務省統計局 労働力調査 参考 ※2 総務省統計局 参考 ※3内閣府 日本のフリーランスについて(令和元年7月24日) 参考 ※4 upwork Freelancing in America: 2019

参考 ※5 労働政策研究・研修機構(JILPT)