- フリーランスになったけれども契約書の書き方がわからない
- 契約書で注意するべき点を知りたい
- 仕事をするときに契約書だけ渡せばいいの?他に渡す書類ってあるの?
こんな疑問を解決するために、
- フリーランスに使ってもらいたい契約書のテンプレート
- 契約書を見るとき・書くときにフリーランスが注意すべきポイント
- フリーランスが知っておきたい契約書以外の書類(見積書と請求書)
がわかる記事を書きました。
契約書の書き方が分からないと悩んでいませんか?
この記事では『フリーランスに使ってもらいたい契約書のテンプレート』を共有することで、あなたが契約書を書くために、必要な情報を分かりやすく解説していきます。
さらに、『契約書を見るときや実際に書くときに、注意しておくべきポイント』も解説するので、いきなり契約書を渡されても、落ち着いて契約書を見ていくことができます。
もくじ
フリーランスが契約書を交わす必要がある理由
フリーランスは、仕事をする前に契約書を交わしておく必要があります。
なぜなら、契約書がないとあなたを守ってくれるものが何もなくなるからです。
例えば
- クライアントから、修正を何十回も依頼されて他の仕事が手に付かない。
- いつまでたっても支払ってくれない。
といったことも、契約書に
- 無料での修正依頼は3回まで、それ以外は別途お金がかかります。
- 支払期限は納品翌月の末まで。
と明記しておくだけで、トラブルを回避することができます。
契約書はフリーランスかクライアントどちらが作成するべき?
結論を先にいいますと、契約書はあなたが作成するべきです。
例えば、 着手するのに必要なお金は〇〇円、キャンセル料は〇〇円などといったように、自分で事前に書いて提出することができます。
自分で作成する場合
自分で作成する場合は、雛形を作っておくと、契約と同時に相手に渡すことができ、スムーズに仕事をすすめることができます。
クライアントに作成して貰う場合
クライアントに作成してもらった場合、内容の中で修正してもらいたい事項があった時に、大手では契約書を修正できないことも多いです。
なぜなら、会社として重要な部分になるため、契約書の内容を変更するためには、決済が必要だからです。
そのため例として
- 修正したい内容があったが、修正対応してもらえなかったため、そのままになってしまい、後日問題になった。
- フリーランスである自分に不利な契約をさせられてしまった。
といったことが起こりえます。
契約書を見るとき・書くときにフリーランスが注意すべきポイント
契約書を見るときは、実際に書くときにフリーランスが注意すべきことをまとめました。
それは以下の項目になります。
- 仕事の範囲
- お金の取り扱い
- 仕事をする前に報酬の一部をもらう(着手金)
- 納品と修正
- 契約の内容にあっていないものを納品した場合
- キャンセル料
- 仕事の範囲の変更と納品後の対応
- 著作権について
- 秘密を守る
- 地震や事故、病気で仕事ができなかったとき
順に説明していきます。
仕事の範囲
あなたが行う仕事の範囲が明確になっているのか確認しておきましょう。
『何を行なったら仕事を完了と言えるのか』を具体的に明記しておくことによって、明確に業務目標を決めることができます。
本来ならば追加発注として、お金がもらえたはずの作業でも、仕事の範囲が明確でないと言いづらくなってしまいますよね。
お金の取り扱い
お金に関する項目のなかで、注意点は下記の項目になります。
- 消費税の明記
- 振込先
- 振込手数料
- 支払い期限
上記の項目が、それぞれいつまでなのか、どちらが負担するのかを明確にしておく必要があります。
最初のうちは
- 消費税・振込先は明記
- 振込手数料は『振込手数料はご負担ください』と備考欄に明記
- 支払い期限は『納品した翌月末』と明記
としておきましょう。
仕事をする前に報酬の一部をもらう(着手金)
『着手金』と呼ばれる、仕事をする前に、報酬の一部をもらうことができます。
お金をもらわないと、自分の今までの貯金から下ろす必要がありますよね。
納品と修正
納品が終わっても、契約した相手が気に入らなければ、修正する必要があります。
修正回数が契約書に書かれていなければ、ずっと修正対応しなければならなくなり、他の仕事ができなくなってしまいます。
契約の内容にあっていないものを納品した場合
納品したあとに、契約内容と違った内容を納品してしまった場合、無料で修正対応することを明記しておきましょう。
キャンセル料
途中で仕事自体がなくなってしまった場合、キャンセル料に関して、明記されているのか確認しましょう。
『キャンセルする場合は、着手金を放棄する』といった内容で合意しておきましょう。
仕事の範囲の変更と納品後の対応
仕事を進めていく中で、当初予定していた仕事の範囲を変更するように言われることもあります。
著作権について
作成者が持ち続けることで、二次利用を行った場合に都度使用料を請求することもできるかもしれません。
秘密を守る
仕事をする上で知った機密情報などを、他の業務に利用することや他人に口外しないことを明記します。
地震や事故、病気で仕事ができなかったとき
自分にはどうすることもできない理由で、仕事が終わることができなかった場合にどうするのかを書いておきましょう。
また、そうなった場合に『今後の対応』をどうするのかを明記しておきましょう。
フリーランスに使ってもらいたい契約書のテンプレート
契約書は、あなたが書いている内容を理解できているかが重要になります。
なぜなら、あなたの身を守ってくれる契約書は、理解していないと、相手に言いくるめられてしまうからです。
契約書をきちんと読み込み、必要な部分を加筆して、あなただけのオリジナルの契約書を作成していきましょう。
フリーランスが知っておきたい契約書以外の書類(見積書と請求書)
フリーランスになると、契約書以外にも必要な書類があります。
それは下記の2種類です。
- 見積書
- 請求書
順番に説明していきます。
見積書
仕事の依頼が来た時に、『あなたが仕事をするとどのくらいの金額がかかるのか』を提示する必要があります。
それが見積書になります。
見積書の作成時の注意点としては下記の通りです。
- 見積もりの有効期限を記載しているか
- 押印しているか
- 項目を細かく記載できているか
詳しい書き方に関しては下記の記事でまとめています。
フリーランスが契約書で注意するべき点!具体的な書き方も徹底解説!
請求書
仕事が終わった後に、『仕事をする上でかかった金額』をまとめて請求書として提出します。
もし途中で追加発注などがあった場合は、事前に契約書を結んでおき、請求書には合算した金額で請求するようにしましょう。
請求書の作成時の注意点としては以下の通りです。
- 支払い期限を記載しているか
- 消費税について書かれているか
詳しい書き方に関しては下記の記事でまとめています。
フリーランスが契約書で注意するべき点!具体的な書き方も徹底解説!
フリーランスが契約書を書かないで仕事ができるクラウドソーシング
これまで、『契約書の書き方』や『請求書と見積書の書き方・注意点』に関して解説してきました。
クラウドソーシングを利用することで、これらに関わる『事務的な手間』をなくすことができます。
なぜならクラウドソーシングは、クライアントとあなたの間に、仲介会社が入るからです。
デメリットとしては、仲介会社への手数料が2・3割かかってしまうことです。
当サイトでおすすめしているクラウドソーシングサイトは、下記の3サイトです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
まとめ:フリーランスは事前に契約書を作成しておくべき
フリーランスになると、技術を磨いていくことももちろん大切ですが、事務的な作業もきちんとできることで、安定的な収入に繋がります。
最後にもう一度内容を確認しておきましょう。
フリーランスは事前に契約書を作成しておくべきです。
フリーランスが契約書で注意して見ておくべきものは、下記のとおりです。
- 仕事の範囲
- お金の取り扱い
- 仕事をする前に報酬の一部をもらう(着手金)
- 納品と修正
- 契約の内容にあっていないものを納品した場合
- キャンセル料
- 仕事の範囲の変更と納品後の対応
- 著作権について
- 秘密を守る
- 地震や事故、病気で仕事ができなかったとき
当サイトのおすすめクラウドソーシングサイトは、下記の3サイトです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ