- 花火の写真が上手く撮れない
- 事前に用意しておくものってあるんですか?
- カメラはどんな設定にして撮ればいいの?
そんなあなたのためにこの記事では、
- 事前に準備すること
- 花火の写真をきれいに撮るためのカメラ機材
- 当日に行うこと
- 花火撮影のカメラ設定方法
- 花火を撮る時のコツと心構え
花火の撮り方がわからないと悩んでいませんか?
この記事で紹介するカメラの設定方法を実践すると、誰でも簡単に花火を撮ることができます。なぜなら、勉強し、学んだことを実際に実践して使っている設定方法だからです。
この記事では、事前に準備するものや、花火会場に到着したらチェックすること、カメラの設定方法などをご紹介します。
記事を読み終えると、今後花火大会の撮影のときに毎回どうしようか考えていた設定方法で悩むことが一切なくなります。
もくじ
花火の写真を撮る前に事前に準備すること
花火写真を撮る前に準備することは、スケジュール、花火の概要把握、シュミレーション、場所の確保の4つです。
スケジュールをたてる
花火大会は4月にはその年の開催日や、有料席の販売が開始される場所もあります。
事前に把握しておくことで、有料席を買いそびれてしまった、花火大会にいきたかったのにいけなかった、といったことを防ぐことができます。
花火大会の概要を把握する
花火の規模によって、たくさん花火が打ち上がる会場や、打ち上がる量は少ないけれども毎日おこなっている会場など、様々な花火大会があります。
初めはなるべく多くの花火が上がるところ、規模が大きなところがおすすめです。
なぜなら花火が上がる数が多いほどシャッターチャンスが増えるからです。
シュミレーション
事前にこの花火ではどんな写真が撮れるのかを検索して、イメージを膨らませてみるといいと思います。
場所の確保
良い写真を撮るためには場所の確保が重要です。
有料席も視野に入れて、自分なりのいい場所を見つけておきましょう。
有料席のメリットは、お金を払って参加するため、その会場の花火が一番きれいに見える場所に席を設置してくれていることです。
当然その場所で撮影したものは、納得した写真を撮れる可能性が高くなります。
購入したい場合は、昨年度の抽選日時を調べておき、その10日前ぐらいをカレンダーに登録しておきましょう。
これだけで抽選の申し込み忘れを防ぐことができます。
花火の写真をきれいに撮るためのカメラ機材
花火の写真を綺麗に撮影するためには、機材をある程度揃える必要があります。
カメラはバルブ撮影ができるもの
まずおさえておきたい機能としては、バルブ撮影ができるものです。
バルブでシャッターを押せることで、様々な花火の種類の撮影に対応することができます。
花火は種類によって、明るさが大きく違ってきます。種類が変わるごとにシャッタースピードを4秒、10秒と変えていくのは大変です。
別にその都度変えていってもいいと思う方もいるかも知れません。
その場合はシャッタースピードを設定で変更している間に、シャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。
バルブ撮影をすることによって、きれいに収められる可能性が上がると考えたほうが良いです。
三脚
当日の設営状況や周辺の状況にもよるのですが、有料席だと、だいたい最大で1.5m程度の三脚があれば撮影できると思います。
なぜなら、有料席だと座って撮影することになるので、そこまでの高さは必要ないからです。
周りの方の迷惑にならないように大きな三脚を使用するのは控えたほうが良いです。
さらに、駐車場や駅から離れている花火会場も多いので、軽量な三脚のほうが疲れませんよ。
レリーズ
レリーズを使うことによって撮影だけではなく、花火自体も楽しむことができるので買っておくと便利です。
花火を撮る日に準備すること
花火大会のパンフレットをダウンロードする
インターネット上にある、花火大会のパンフレットをダウンロードしておきましょう。
当日混雑の影響でインターネットに接続できなくなってしまうことがあるためです。
僕も過去何回かありました。人がたくさんいる会場ではインターネットの回線がとても混雑します。
当日のスケジュールが書かれているものが望ましいです。
パンフレットをもらう
当日会場入口付近でパンフレットが配られているかもしれません。
インターネット上にはなかった情報が入っていることもあります。
迷わずもらって、内容を確認しておきましょう。
到着は余裕を持つ
なるべく1時間前には到着するようにしましょう。
大きな花火大会であればあるほど混雑しています。
余裕を持って行動して、気持ちよく撮影にのぞみたいですね。
花火会場に到着したらやること
障害物や撮影に影響しそうなものを確認しておく
撮影場所の状況は行ってみるまでわかりません。
周辺に何があるのかを明るいうちに確認しておきましょう。
電気配線や照明、樹木など、夜になると障害物が見えづらくなって気付かなくなるので、到着したらすぐ確認しておきましょう
カメラの設定をしておく
セッティングを含めて一度やっておくと、シュミレーションができます。
背面モニターで確認して画角を決めておきましょう。
食事を済ませておく
食事は撮影前に終わらせておきましょう。暗くなって飲食をすると、こぼしかねません。
撮影に集中するためにも、事前に済ませておくことをおすすめします。
また、水分には注意しましょう。トイレはとても混雑します。
なるべく行かなくて済むようにしたいですね。
花火撮影のカメラ設定方法
カメラの設定方法はある程度型が決まっています。
事前にやること、花火が始まったらやることの2つです。
事前にやること
カメラの設定を
- iso感度 100
- シャッタースピード バルブモード
- F値 13
- 長秒時ノイズリダクション OFF
にしておきましょう。
iso感度は画質の良いものにしたいため、100に設定しています。
暗くなってしまう、明るすぎてしまう場合はシャッタースピードを変えることで調整します。
花火が始まったらやること
花火にピントを合わせていきます。最初の花火はピント合わせに使うようにしましょう。
最初の花火をピント合わせに使うことで、その後のたくさんの花火ボケずに写すことができます。
ピントをしっかりと合わせないとこの後の写真が悲しいことになってしまいます。
花火自体の打ち上がる場所が大きく変わってしまったら、その都度ピントを合わせる必要があります。
また、一度その場所を決めたらその場所から動かないようにしたほうがいいでしょう。
花火を撮る時のコツと心構え
花火の波を見極めて撮る
花火にも波があります。
それは人々の感情をいかにコントロールするか考えて作られているからです。
例えば最初に大きい花火を打ち上げられると、これからすごいものが始まると思い、集中します。
最後に大きい花火を打ち上げることで、良い花火大会だったな、また行きたいなと思いますよね。
この構成はスケジュールをみるとわかる場合もあります。
文字が大きく書かれていたり、太字や下線で強調されているものは目玉だと考えて良いです。
最後の方は煙が写る
最後の方になると煙が写ってしまいます。
なぜなら玉が爆発するときに、煙が出てしまうからです。
最初の方に打ち上がった花火の煙が、あとの花火を隠すようになってしまっています。
風が適度に吹いていると煙をずらしてくれるのですが、無風だとその場に滞留してしまいます。
なるべく煙が目立たないうちに撮影しておきましょう。
何年か通うことでイメージが湧きやすくなる
何度も足を運ぶことによって場所の特性や設定方法を自分なりに見つけていくことが大切です。
そのような場合は、パソコンで調べてみましょう。
圧縮効果を狙った撮影
遠くの場所から街並みを含めて撮影することで、圧縮効果を狙った花火の撮影方法もあります。
そのような場所で撮影したい場合は、事前の情報の収集や、何回も通うことで、『この場所であれば撮影できる』というところを見つけていきましょう。
花火自体を楽しもう
花火花火の撮影ばかりだけに気を取られていていると、花火そのものを楽しめなくなってしまいます。
撮影が失敗しても、良い花火大会だったなと思えるように、屋台で出ている食べ物を買ったり、まつりの雰囲気を楽しんでおきましょう。
花火の撮り方まとめ
上記で紹介した事前に準備するものや、花火会場に到着したらチェックすること、カメラの設定方法などを実践していただくと、今後花火大会の撮影のときに毎回どうしようか考えていた設定方法で悩むことが一切なくなります。
最後にもう一度カメラの設定内容を確認しましょう。
カメラの設定は
- iso感度 100
- シャッタースピード バルブモード
- F値 13
- 長秒時ノイズリダクション OFF