写真をトリミングすることで構図を整える!注意点とコツを7つご紹介

くまぞう
  • 写真の構図がうまくいかない
  • 切り取るコツってあるのかな
  • トリミングするときにやってはいけないことってあるのかな

こんな疑問を解決するために、

  • 写真をトリミングする目的
  • 構図の事例をもとに写真をトリミングする
  • 写真をトリミングするときの注意点とコツ

がわかる記事を書きました。

写真の構図がうまくいかなくて、どのようにすれば良いんだろうと悩んでいませんか?

この記事で紹介する『写真をトリミングするときの注意点とコツ』を実践すると、誰でも簡単に構図がうまくなります。
なぜなら、写真で重要な構図を決めるためにトリミング切り取りを使うことで、画像をより整えることができ、より魅力的な写真にすることができるからです。
この記事では、写真のトリミングの基本から、注意点、コツも5つご紹介します。記事を読み終えると、今後構図がうまく行かなくて悩むことは一切なく、写真の編集がはかどります。

写真をトリミングする目的

写真をトリミングするときは、いくつかの目的があります。まずはどんな場合かをおさえましょう。

見せたくないものを消す

撮影したあとに、見せたくないものが写ってしまった場合にトリミングを使ってみましょう。写真はトリミングをすることによって、見せたいものが明確になるからです。例えば山を撮影する時に手前に木の枝が四隅に写ってまったら、トリミングをしてみましょう。

トリミングをすることで、本来の写真とは変わってくるではないかと思う方もいるかも知れません。確かに元の写真とは変わってくるかもしれません。しかし、現場では気づけなかったことを帰って家で気づくことができたことをそのままにしておくのではなく、編集して自分が納得した状態にすることは大事なことです。

ねこぞう
写真が表す内容にもよりますが、トリミングも一つの表現技法なのではないかと考えています。

バランスを整える

Crop photo1

全体のバランスを整える時に、トリミングを使用していきましょう。トリミングをすることで、構図を明確にする事ができるからです。例えば三分割法を強調させたいと考えたときに、周辺を切り取ることでより主題を際立たせることができます。

構図の作例をもとに写真をトリミングする

定番の構図を参考に決めていく

構図の基本型は決められています。その型の通りに撮影や、トリミングをしていけば誰でも簡単に様になった写真を撮ることができます。

三分割法

もっとも一般的なのが三分割法です。三分割法は写真を三等分したものを言います。縦を三分割、横に三分割したもので、縦と横の交わった点に自分が強調させたいものを置くことによって、主題が引き立てられます。

例えば風景を撮影する時にも有効です。森と湖と空といったような、日本ではよくある構図でも、1/3ずつ切り取ることによって安定感のある構図にすることができます。

四分割法

四分割法は写真の縦横をそれぞれ四等分したものを言います。
より主題を引き立てたいときや、集中させたい時に利用するといいです。前ボケを利用したときにに四分割法を利用すると、さらに主題が浮き出たようになり視線を集中させることができます。

これまで構図の一例として、三分割法や四分割法をお伝えしていましたが、構図に関しての詳細な内容に関しては、別の記事にまとめたのでこちらをご覧ください

写真をトリミングするときの注意点とコツ

水平と垂直を意識する

水平と垂直を意識すると、写真にメリハリがつきます。なぜかと言うと、人はまっすぐなものはまっすぐ、ななめになっているものはななめになっているものと、無意識のうちに認識しており、それが自分の感覚と違ったときに違和感を感じてしまうからです。

例えば身近なものとして、家を例としてあげると、家の柱が斜めになっているだけで、『この家大丈夫かな』、『本当に家を支えられているのかな』と不安になってしまいます。なぜかというと本来、柱はまっすぐ立つものであると無意識に認識しているからです。

写真を写したときに違和感を感じさせないためにも、一般的に人工的に作られたものに関しては、真っ直ぐを意識して構図を決めていきましょう。

ただし、水平垂直を意識することを撮影する時に考えすぎてシャッターチャンスを逃してしまうのであれば、まずは構図のことを考えずにシャッターチャンスを逃さないようにするべきです。なぜなら、構図はあとからでもある程度修正ができるのに対し、シャッターチャンスはのがしたら二度と修正できないからです。そのため、シャッターチャンスをまず第一にし、集中して撮影していきましょう。

人を切り取るときは関節では切らない

人を切り取るときに、関節では切らないことを意識しましょう。関節で切ると、関節の動きが分からないため、不自然さを感じてしまうような写真になります。

体の動きや手首の動き、肘の動きなどの体の動きがわかるよう、関節できらないようにしましょう。

画素数に注意する

トリミングをするということは、その分画素数を減らすということです。あまり小さくトリミングしすぎてしまうと、本来持っているはずの画素数が減ってしまうことになるので、極力トリミングをする時は画素数を減らさないようにしましょう。

あまり画素数が高くないものをトリミングしてしまうと、画素数が足りなくなり、とても粗い写真になってしまいます。トリミングを重視して撮影される方は、高画質機を投入してみるのもいいかもしれません。

どの構図にしたらその写真が一番魅力的になるのか常に考える

写真を見たときに、一番視線が行くのはどこでしょうか。その部分を強調させるような構図にしましょう。

写真を見た時にどの方向に人の目線をうごかしたいのか、どうしたら良い写真だと感じてもらえるか、考えてみましょう。なぜならトリミングすることによって、元の写真をより魅力的にさせることができるからです。

一見何ともないような写真でも、トリミングをして主題を引き立たせることによって、自分が思いもよらなかったような写真に仕上げることもできます。

撮影時に余計なものは入れないことを意識する

三脚を使ってじっくり撮影する場合は、構図を決めたら不必要なものが入っていないか確認しましょう。自分が入れたくないものが入っていないか、四隅を常に注意しながら撮影することで、トリミングする必要がなくなります。

写真を撮った1度取った後に、背面モニターで一度確認してみると不必要なものが客観的にみることができるのでおすすめです。

撮影で徹底的に考えて、編集の手間をなくすことを考えておきましょう。撮影で全てができてしまえばトリミングをする必要がないからです。あくまでトリミングは補助的な役割として使用し、撮影の時に思いつかなかったものを修正するぐらいに考えておきましょう。

SNSに合わせた最適なトリミング

写真をSNSに投稿するときに、snsによって、一番見やすいサイズがあります。例えばInstagramやTwitter などで投稿するとき、そのツールで一番魅力的な写真をうつすにはどうすればいいのか、どういった縦横比であれば一番綺麗に見せられるかというのを、考えてトリミングをするようにしましょう。

中央はトリミングできない

人によって意見が分かれる部分ですが、どうしても必要な写真でトリミングできない位置にある場合(例えば中央に見せたくないものがあった場合)は、画像編集ソフト等で編集しましょう。

写真のコンテストによっては、編集することを禁止しているコンテストもあります。要項をよく読んでそのコンテストはどのような写真であればいいのか加工なしありなしについてもよく見ておきましょう。

コンテストによっては加工がされていないか確認するためにRAW画像の提出を求められる場合もあります。元データの提出を拒む場合は受賞できないということもありますので注意しておきましょう。

ねこぞう
写真のコンテスト側で合成写真部門と、合成は一切してはいけない部門をつくってもらえると、わかりやすいですよね。合成していないものの中に合成写真があることに、違和感を感じてしまいます。どっちが良いというわけではなく、それぞれの専門が違うから一概に比較できないですよね。

写真をトリミングするときの注意点とコツのまとめ

上記で紹介した『写真をトリミングするときの注意点とコツ』を実践していただくと、今後はトリミングするときに、悩むことがなくなります。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

  • 水平と垂直を意識する
  • 人を切り取るときは関節では切らない
  • 画素数に注意する
  • どの構図にしたらその写真が一番魅力的になるのか常に考える
  • 撮影時に余計なものは入れないことを意識する
  • SNSに合わせた最適なトリミング
  • 中央はトリミングできない

上記の内容を理解して自分のものにして、写真をより良くしていきましょう。