フリーランスになったら国民年金へ!将来の受給額を増やす方法を徹底解説!

フリーランスになったら国民年金へ!将来の受給額を増やす方法を徹底解説!

くまぞう
  • 会社員からフリーランスになったけど、年金はどうすればいいの?
  • 将来の受給額を増やすために今からできることを知っておきたい

こんな疑問を解決するために、

  • フリーランスになったらすべき国民年金への手続き方法
  • 年金受給額を増やす方法!フリーランスは国民保険以外も対策すべき

がわかる記事を書きました。

会社員からフリーランスになった場合、厚生年金から国民年金に変更する手続きを行う必要があります。

この記事でご紹介する、『フリーランスになったらすべき国民年金への手続き方法』を読むことによって、厚生年金から国民年金への変更方法が分かります。

また、フリーランスになると、国民年金以外にも対策を行う事によって、将来の年金受給額を増やすことができます。

将来の受給額を増やす方法に関しても、あわせてご紹介していきます。

フリーランスになったらすべき国民年金への手続き方法

フリーランスになった段階で、国民年金に加入する必要があります。

なぜならこれまで会社員や公務員だった人が入っていた厚生年金は、フリーランスになると入ることができないからです。

そのため、国民年金への移行作業が必要になります。

手続きに必要なもの

国民年金に加入するために必要なものは、以下の通りです。

必要な書類

  • 退職日がわかる証明書
  • 基礎年金番号のわかる物
  • 本人確認のできる物

それぞれ具体的には、

  • 退職日がわかる証明書:雇用保険被保険者離職票・退職証明書など
  • 基礎年金番号のわかる物:年金手帳・基礎年金番号通知書など
  • 本人確認のできる物:免許証・パスポートなど

があげられます。

ねこぞう
まずは、必要書類をあつめるところから始めましょう。

手続き場所

手続きをする場所は『あなたが住んでいる場所の役所』になります。

提出期限

提出する期限は『退職日の翌日から14日以内』に提出する必要があります。

フリーランスが知っておくべき国民年金の基礎

次にフリーランスが知っておくべき、国民年金の基礎に関して解説していきます。

知っておきたい内容は以下の3つです。

国民年金の基礎

  • 国民年金は『国民全員が加入する』
  • 会社員や公務員が加入する厚生年金
  • 国民年金と厚生年金の違い:受給額

順に説明していきます。

国民年金は『国民全員が加入する』

国民年金は、20歳から60歳までの『国民全員』が加入しなければならない年金です。

なぜなら、 法律で定められているからです。

『国民年金法』第七条に、日本国内に住所を有する二十歳以上六十歳未満の者は、国民年金の被保険者とする。と明確に書かれています。

そのため上記条件に一致する人は、必ず支払わなければならない年金となります。

会社員や公務員が加入する厚生年金

会社員や公務員は厚生年金に加入しています。

法律では、厚生年金に入っている人は国民年金入らなくて良いと書かれています。

そのため、会社員や公務員であれば厚生年金、 その他の方であれば国民年金、どちらか一方に入る必要があります。

国民年金と厚生年金の違い:受給額

国民年金と厚生年金の違いに関して簡単にご説明しています。

大きな違いは、将来受け取る年金の受給額の違いです。

国民年金

20歳から60歳まで保険料を全て納付した場合、受け取れる年金は、月額65,000円になります。

厚生年金

一方で、厚生年金に加入している人は、国民年金と、厚生年金の2つを受給することができます。

そのため、受け取れる年金は、『月額65,000円+厚生年金』になります。

厚生年金の受け取れる額に関しては、会社員や公務員時代に稼いでいる額によって大きく変わってきます。

ですが、厚生労働省年金局が出している一般的な平均額を見てみると、月額146,000円受給していることがわかります。

参考 平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

国民年金と厚生年金受け取れる金額

国民年金と厚生年金の受け取れる額を比較してみると、

国民・厚生年金の受け取れる額

  • 国民年金:受け取れる年金は、月額65,000円
  • 厚生年金:受け取れる金額は、月額146,000円

となります。

そのため、国民年金を利用している方は、国民年金以外にも対策をして、将来の受給金額を増やす必要があります。

年金受給額を増やす方法!フリーランスは国民保険以外も対策すべき

年金の受給額を増やすには下記の対策をしていく必要があります。

フリーランスが年金受給額を増やす方法

  • つみたてNISA】初心者でも長期的に資産形成できる
  • iDeCo(イデコ)】節税できる個人型年金制度
  • 国民年金基金】国民年金に上乗せして加入できる公的な年金制度
  • 小規模企業共済】フリーランスの退職金

順に説明します。

順に説明していきます。

【つみたてNISA】初心者でも長期的に資産形成できる

かかる時間:1時間ほど
『つみたてNISA』の設定方法は下記の記事でご紹介しています。

簡単なつみたてNISAの設定方法 簡単なつみたてNISAの設定方法

【iDeCo(イデコ)】節税できる個人型年金制度

かかる時間:1時間ほど

『iDeCo』の設定方法は下記の記事でご紹介しています。

【iDeCo(イデコ)】節税できる個人型年金制度 【iDeCo(イデコ)】節税できる個人型年金制度

【国民年金基金】国民年金に上乗せして加入できる公的な年金制度

かかる時間:1時間ほど

国民年金基金は、会社員の厚生年金に代わるものとして、フリーランスが入れる公的な年金制度です。

1ヶ月に収められる金額の上限は月6万8,000円になります。

満額収める必要はありません。
収入に応じて、金額を選ぶことができるので、フリーランスになりたてでも、安心して入ることができます。

また、終身年金のため60歳以上になってから、あなたが亡くなるまで受給できます。

参考 【国民年金基金】の公式ページはこちら

【小規模企業共済】フリーランスの退職金

かかる時間:1時間ほど

フリーランスは、会社に属しているわけではありません。

そのため、当然退職金はありません。自分で退職金となるお金を用意する必要があります。

小規模企業共済を利用することで、退職金のような制度を利用することができます。

1ヶ月に収められる金額は、1,000円から7万円までです。

範囲内であれば、自由に金額をえらぶことができます。

参考 【小規模企業共済】の公式ページはこちら

まとめ:フリーランスは国民保険以外にも対策する必要がある

フリーランスになると、会社員時代とは違い、厚生年金に加入することができなくなります。

そのため、厚生年金以外で将来の受け取る年金を増やす必要があります。

最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

国民年金の基礎

  • 国民年金は『国民全員が加入する』
  • 会社員や公務員が加入する厚生年金
  • 国民年金と厚生年金の違い:受給額
フリーランスが年金受給額を増やす方法

  • つみたてNISA】初心者でも長期的に資産形成できる
  • iDeCo(イデコ)】節税できる個人型年金制度
  • 国民年金基金】国民年金に上乗せして加入できる公的な年金制度
  • 小規模企業共済】フリーランスの退職金
ねこぞう
将来年金暮らしをする際に困らないよう、きちんと対策しておきましょう。